アフターダイヤ付きロレックスは本当に買取も販売もできなくなったのか?
2018年の6月突如ROLEXがアフターダイヤの付いたロックスの時計に対してNGを出しました。具体的にはオークションや業者間で行われる中古品の市での出品が規制されたのです。これに伴い中古品買取大手のお店もアフターダイヤモンドを加工したロレックスの買取を全面に中止し、それまでに買取や販売を行っていた買取店・買取の専門店でも業者オークションなどでの販売が出来ない状況となった為、買取をストップするお店が急増しました。
事実上は全面的にアフターダイヤセットしたロレックスは買い取りや販売が困難になりましたが、買取店の店頭でのお店ごとの買取や販売は規制されたわけではなく、買取のお店によっては独自のルールで買取を事はできるのですが、実はアフターダイヤの買取には買取店にとって致命的な問題があるのです…
アフターダイヤモンドロレックス買取販売3つの問題点とは?
ロレックスがアフターダイヤNGとなった現状と同時にアフターダイヤのロレックスの買取販売で非常に買取店を悩ます3つの問題点とは?
1、アンティークや古いロレックスは正確な真贋が出来ない?!
アフターダイヤモンドをセットしたロレックスは、セット後はロレックス直営店で正規品としての取り扱いができません。その為、アンティークなロレックスや年式の古いロレックスは、万が一直営店以外の時計修理店でオーバーホールなどのメンテナンスを行った際に、内部部品やリューズなどが社外品に変わっている場合もあります。これらは買取店は独自のデータと照合して確認を行いデータがない場合は、直営店のメンテナンスサービスっを通してで社外部品が使われていないかをきちんと判断する事もありますが、このメンテナンス自体がうけれません。つまり買取店によって多くのパーツ部品から成るロレックスにおいて、万が一真贋データが一致しない、または希少やアンティークなどにより真贋データがないロレックスの買取店では買取が行えない場合があります。つまりアフターダイヤロレックスの買取りではそもそも、アフターダイヤロレックスの買取りが対象で尚且つ、アンティークから年式の古いロレックスまで純正及び社外部品の真贋データの豊富な専門店に買取を依頼する必要があるのです。
2、販売後にクレーム?!が発生する可能性が高い…
買取り店がお客様よりアフターダイヤのROLEX時計を買取して、その後に販売しても実はその後に問題が発生する場合があります。万が一の故障や定期的なオーバーホール修理など自動巻き製品の多いロレックスはメンテナンスが必要ですね。アフターダイヤのセット代金は非常に高額にも関わらず、中古品としての販売相場は意外と想像以上に安価で購入ができます。そして購入した方が、万が一ロレックス直営店にオーバーホールなどの修理のメンテナンスに行くと、もちろん『当社の商品ではないので申し訳御座いませんがメンテナンスの受付が出来かねます』と直営店ではお断りされてしまいます。ロレックス直営店にとっては当社の純正の部品ではないものがついているので修理の受付が出来ない旨を説明されますが、使っている本人にとっては中古とはいえ高額なロレックスを購入して、直営店のメンテナンスが受けれないとなると…偽物では…?これからメンテナンスをどうしていけばいいの…?など不安でいっぱいになり販売店にクレームをする場合もあります。当然ながら販売店としては、販売の際に直営店でのメンテナンスが受けれない点も十分に説明を行いますが、購入するお客様によってはその時計をプレゼントにする方や、購入後に贈与する方も当然ながらいらっしゃいます。高額なアフターダイヤをセットしても、買取店によってはアフターダイヤをセットしてない場合よりも買取価格が下がってしまう場合もあるのは、このような販売後のリスクや中古品市などの通常の販売ルートでの販売が不可能なリスクも原因のひとつといえると思います。販売後もきちんとアフターメンテナンスができる買取専門店を選ぶことが重要ですね。
3、気になるアフターダイヤロレックスの買取り価格は本当に下がってしまうのか?
確かに一般的には薄利多売とされるロレックスの買取・販売の流通から考えると上記の「ロレックス直営店で真贋出来ないリスク」「中古市やオークションでの販売が規制されている事」「販売後にもクレームリスクがある事」などから、一般的な買取して販売そして市などでの直売する事もできず、在庫として買取店側に売れ残ってしまうリスクも高くなってしまうため、買取店によってはアフターダイヤセッティングをしたロレックスの方が、セッティングしてない同モデルのロレックスのよりも買取価格が安くなってしまう場合もあるようです。
それとは逆に、ロレックス買取専門店のお店によっては、アフターダイヤセットしたロレックスを専門の時計職人と共に積極的に買取を行い、アフターダイヤロレックスとして価値を出来る限り正確に精査・鑑定し、例えアフターダイヤロレックスとして販売が出来ない場合でも、セットされたダイヤモンドの1つ1つを正確に鑑定査定して+α査定を行うような買取店もあります。またロレックスより市やオークションでの販売が規制された現状の中でも、その買取店独自の販売方法や販売ルート・販売方法を確立し、通常では安くなってしまう場合もあるアフターダイヤロレックスをちゃんと+αで買取査定をしてくれる専門店も存在します。
まとめ
・アフターダイヤを施したロレックスは直営店で修理やオーバーホールなどのメンテナンスが受けれない
・2018年6月より買取店に対してアフターダイヤロレックスのオークションや市での販売が規制された
・買取店によってはアフターダイヤロレックスの真贋が一部困難なため買取を断れる割合が増えた
・買取店販売店にとってはアフターダイヤロレックスはクレームや売れ残るリスクが増えた
・アフターダイヤROLEXは買取が下がる可能性があるが専門的な買取店によっては高価買取も出来る
・安心して高くアフターダイヤロレックスを売るには修理やメンテナンスも出来る買取店を選ぶ事も重要